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2017冬合宿レポート



 

2017年 冬合宿 ネイパルあしょろ

 


合宿の様子「行事報告
    
 
 

 

冬合宿レポート

極真会館世界総極真橋道場指導委員会

原 一浩 参段

 

2017年1月7、8日ネイパル足寄にて、恒例の冬合宿が行われました。
今回は参加者25名と今までで最少人数となりました。人数が少ない分、しっかりと参加者を見る事が出来ると負け惜しみを言ってみますが、やはり参加者が少ないと活気という面では足りない気がしますし、稽古内容も変わって来ます。これも合宿を取り仕切る指導委員会の責任だと痛感してはおりますが、各支部でも合宿の意義や意味を理解の上、積極的に取り組んで頂きたいと思います。
冒頭からお願いになりましたが、よろしくお願い致します。
 
 1日目は、準備体操、基本稽古、移動稽古、型稽古を行いました。
これらは空手の動きを体現するためには絶対に外してはいけない稽古です。特に極真空手の移動、型は筋力トレーニング?とも言えるほど腰を落とします。それは組手において、重心を落とす事は相手の圧力に負ける事なく、自分の攻撃を効かせるために必要となります。
最近、これらを疎かにする団体もありますが、橋道場では大山総裁が作り出した稽古内容を守り、更に新たな解釈を加え、独自な物に進化させて行きます。(守破離)
基本稽古は、全てを30本ずつ、少年部に合わせて号令をゆっくり目で行い、都度、修正点を指導しました。
白帯の子は普段の道場稽古では出来ない事が多いのですが、合宿といういつもと違う環境で稽古すると出来るようになるから不思議です。
移動稽古は、前屈立ち、後屈立ち、騎馬立ちを行いました。きちんとした立ち方を習得するために、手技は、順突きや逆突き、受けをメインに行いました。
組手では移動稽古の立ち方は使えないと思われますが、一瞬一瞬の立ち方、攻撃や受けの時の重心の移動時に明確にこれらの立ち方が使われます。
型稽古については、午後の稽古の最後と夜間稽古で行いました。昇級審査の内容が変更になる予定だったので、それに沿った形で振り分けました。
午後の稽古では、白帯と橙帯は太極T〜V・平安T、青帯は平安U、黄帯は平安V、緑帯以上は昇段審査向けの型と帯別で行いました。
夜間では、帯別ではなく、最破、突きの型、五十四歩を選択して稽古しました。参加者、一人一人が自分のスキルにあった型を選択するのですが、初めての型を習う時は難しいと感じます。しかし、型は動作を覚えてからが、本当の稽古ですので、各々更に各道場に戻ってから稽古を積んでもらいたいです。
1日目の〆に、しっぽ鬼ごっこを行いました。ステップワークや戦術を遊び感覚で出来るので、子供たちも楽しそうに追いかけ回しておりました。

2日目は、早朝稽古から始まります。
少しヒンヤリとしているホールで座禅をしました。ジッと動かないという子供たちにとっては難しい事です。起きたばかりで、ついつい寝てします子も・・・。
基本稽古で身体を覚まして、早朝稽古終了。
朝食の前に部屋の掃除をします。来た時より綺麗にするのがモットーです。いつもネイパル足寄さんの職員の方にお褒め頂いております。武道の団体としては当たり前の事なんですが・・・。
朝食の後、師範稽古です。
今回は身体の捻りからでした。胴体を捻るのではなく、足首・膝・股関節を使って身体を捻ります。半身を切ると言っても良いと思います。そこから攻撃を受ける動作や攻撃の動作に変化させました。
ミット稽古では単に突く、蹴るのではなく、組手の中でどのようにしたら当てられるのか?間合いの違いによる攻撃の仕方など説明を受けながら行いました。
受け返しでは、攻守を分けたり、一本ずつ攻撃をしたりして、組手に近付けて行きました。
その後、スパーリングへと移行しました。
ただ何となく行うのではなく、ミットや受け返しで行った事を取り入れて動いてみるように指導します。
最後の数ラウンド、中学生以上は顔面有りで行いました。顔面と言っても軽く触る程度のものです。
スパーリングでは少年部のケガの防止に最善を尽くします。成長期でもありますので、大人と同じ感覚でスパーリングを行い、将来を台無しにはしてはいけませんし、体格差がある場合は心房細動や脳しんとうに特に注意が必要です。

今回も大きなケガがなく終わり、ホッとしております。
冬道という中、送迎をして頂いた御父母のみなさま、ありがとうございました。
次回は夏合宿、7月29、30日にネイパル足寄で開催致します。
沢山の方の参加をお待ちしております。

                       押忍

 

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